スギ花粉以外の花粉症

スギ花粉以外にも花粉症ってあるの?

スギ花粉症は症状も強く、最も有名ですのでよく知られていますが、その他にもアレルギーを起こす花粉はたくさんあります。スギ花粉症は3月に症状が出ますが、スギ花粉症のある方の8割程度はヒノキ花粉症があり、その場合は4月も症状がでて、ゴールデンウィーク頃まで続きます。

また、ゴールデンウィーク頃からひどくなるのがイネ科花粉症です。イネ科花粉とは、カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、ホソムギ、スズメノテッポウ、イネ等が代表的で、主に5月〜10月に飛散しますが、その中でも5月下旬から6月、及び8月下旬から9月に2度の飛散ピークがあります。イネ科植物は河川敷、土手、空き地、公園、道端、あぜ道等、どこにでもあります。スギ花粉症の次に多い花粉症と言われ、全人口の8〜9%の方がこのイネ科花粉症と言われています。

ご存知ない方も多く、スギ花粉症も終わっているのに、鼻水が続いたりしているので、風邪と思っておられる方もいらっしゃいます。また、比較的 咳の出る方も多く見受けられます。  秋に多いのが、ブタクサ、ヨモギなどのキク科花粉症です。8月〜10月に多く飛散し、道端や河川敷など全国に分布しています。

ただ、スギ花粉は数十Km程度遠くまで飛散しますが、イネ科やキク科植物の花粉は、主に数百mの範囲に飛散するだけですので、近づかなければ症状が出ないこともあります。その意味でも、鼻みずなどの症状が続く方は検査を受けた方が良いでしょう。